こんなご時世で、子供たちの将来どうなってしまうのか不安になりますよね。
漠然とした不安をもっているよりも、なにか少しでも今のうちにできることをしておくと気持ちが違う気がしませんか?
小学生のうちに身につけておくべき習慣についてご紹介します。
小学生のうちに習慣化しておくとよいこと
5分でも毎日全集中で勉強に取り組む習慣を身につける
大人でもそうですが、集中力って続きませんよね。
将来、受験勉強となった際に時間を有効活用して、いかに集中して取り組むかが大切になってきます。小学校低学年のうちは集中力が5分も持てばいいほう。
気が散りながら中途半端にやる1時間より、たった5分間だけ100%の集中力で勉強に取り組むことがのほうが価値があるんです。
毎日5分だけ集中して勉強に取り組む時間を持ちましょう。
その毎日の5分が10分に、10分が30分にできるように今から練習しておくといいですね。
簡単な問題を多く解いて処理能力を高める
5分間といえど、難しい問題にするのはNGです。
親としては基礎よりもステップアップした応用力を身につけさせたくなってしまいますが、躓いてしまうような問題は避けましょう。
すぐに解けるような計算などが最適です。
手の動きが止まらないくらい簡単に解ける程度の問題をスピーディーに解くことで、高い処理能力を身につけることができます。
苦手なことより得意なことを伸ばす
国語が30点、算数が70点だとしたらどちらに注力して勉強した方がいいと思いますか?
国語を伸ばさなくちゃと思ってしまう方も多いと思います。
ですが、苦手なことを克服するより得意なことを伸ばすほうが成績が上がるんです。
どうしてかというと、得意な科目の方がメンタル面で取り組みやすいですよね。
取り組んでいると、もっともっと成績が上がればどんどん勉強するのが楽しくなります。
自分はできるという自信と点数をあげるコツをつかんだら、苦手科目を克服することに少しずつ挑戦すればいいのです。
初めから苦手な科目に取り組むと勉強はつまらないものになってしまいます。
勉強は楽しいと実感してからであれば、苦手な科目にも自ら向き合えるようになるんです。
本人ができることは本人にまかせる
自分で出来ることでも、ついつい甘やかして先回りしてやってあげてしまうことってありますよね。
しかし、自分で出来ることは自分でやる習慣をつけることが大事です。
学校に行く支度も、使ったおもちゃの片付けも、本人にやらせる習慣を付けましょう。
自分で考えて自分で解決するという自立心を持っている子供はどんな分野でも大きく成長できる伸びしろがあります。
小学生の親が将来の子供のためにできること
努力するのは子ども自身ですが、その環境を整えるのは親の役目です。
子供の努力を最大限に引き出せる環境を整えてあげたいですよね。
そのために、今からできることをご紹介します。
自己肯定感を高める
自己肯定感、最近よく聞きますよね。
正直、私は自分自身が自己肯定感が低いのでこの言葉が苦手です。
でも、だからこそ、自己肯定感って大事だなってすごく思っています。
ありのままの自分を認めることって土台の部分ですよね。
子供達には、高い自己肯定感を持っていてほしいところです。
やはり、自己肯定感を高めるには褒めることが重要です。
成績だけではなくて、あらゆる場面で褒めることを意識しましょう。
例えば、宿題をやったのに家に置いてきてしまったとして、普通なら怒られてしまうような場面ですが、宿題を忘れたことを先生に伝えられたことを褒めたり、
飲み物を盛大にこぼしてしまったけど、そのあとちゃんと自分で片づけられたね。というようなことでも一言認めてあげることが大切です。
負ける経験を積ませる
負けたり、失敗することってこわいですよね。
うちの子も失敗することを極端に避ける傾向があります。
でも、負けたり、失敗することって人生において必ず起こることです。
たとえ失敗してもその次にうまくできたら、それだけ自信に繋がります。
この成功体験を積むために、負けることを避けずに経験させる必要があります。
家族でゲームをしたときにわざと親が負けることはしないようにしましょう。
子供から負ける機会を奪ってしまえば、負けを怖がる子になってしまいます。
大事なのは負ける経験を十分に積ませ、同時に負けた悔しさをしっかりと受け止めさせること。
その悔しさをバネにして、次はどう行動すればいいのか自分で考えさせることです。
負けても次の戦略次第では勝てると思っている子は強いです。
この癖さえついてしまえば成績を伸ばすことも難しくありません。
伸びる子は感情をいつまでも引きずらないという特徴があるので、悔しさをエネルギーに変える思考を身につけておきたいですね。
叱る場面で子供の言い訳もしっかりと聞く
自己肯定感を上げるためにあらゆる場面で褒めましょうと先述しましたが、もちろんどうしてもここは叱らなくてはいけない時ってありますよね。
そういう場合は、まずは親が何について怒っているのかをはっきり先に伝えます。
それから必ず、子供にも言い訳をさせましょう。
親の思いと子供の言い分を擦り合わせていくのは大変な作業ですが、子供が納得するまで話し合うことが大切です。
納得できないまま進むのは気持ち悪いという感覚が勉強にも活かされます。
なぜそうなるのかという筋道が納得できるようになれば頭をしっかり使っているということにもなります。
勉強だけでなく、思いっきり遊ぶこともお忘れなく
小学生のうちに身につけておくべきことは大きく分けて3つありました。
- 毎日短時間でも集中する時間をつくる
- 苦手なことより得意なことを伸ばす
- 自己肯定感を高め、自立心を育む
でも小学生のうちにしておくべきことは勉強ばかりではありません。
思いっきり外で遊ぶことも大事なことです。
全力で遊びに取り組むことも集中力を高め、創意工夫を促し、非認知能力を身につけることにも役立ちます。
小学生の今だからこそできることにも注目して、親子で毎日いろんなことに挑戦していきたいですね。
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