家を買うor建てることにしました。(まだ決まってない)
「夢のマイホーム」
…なんて言葉には、ちょっと距離を感じます。
私にとっては“家族が安心して暮らせる場所”を、現実的に、無理なく、でも少しだけ希望を込めて形にしていく挑戦です。
予算は限られているし、理想を並べればキリがない。
でも、だからこそ“今の私たちにちょうどいい家”を考えることに意味があると思っています。
このブログでは、家づくりの過程を記録しながら、同じように悩んでいる人のヒントになればいいなと思っています。
教育環境の不安から始まった問い
「家を建てる」と決めたとき、私の頭にあったのは“夢のマイホーム”という言葉ではありませんでした。
むしろ、“これからの暮らしをどう守っていくか”という、現実的な問いに向き合うことでした。
今、私たちは地方に住んでいます。自然が豊かで、静かで、子育てには向いていると思っていました。実際、子どもたちはのびのび育っています。
でも、上の子が小学校高学年になり、進学のことを考え始めたとき、ふと気づいたんです。
「このままここで暮らしていて、子どもたちの進学の選択肢は十分にあるだろうか?」
通学手段と学校選びの限界
地元の中学は近くにあります。
でも、治安や教育環境を考えると、正直なところ不安が残ります。
通学手段も限られていて、電車は通っていません。
今後高校に通うとなった場合に、自転車で行ける範囲か通学バスで通うしかなく、通える範囲の学校はごくわずか。
しかも、偏差値が高いわけでもなく、選択肢としてはかなり狭いのが現状です。
我が子がどれほど学力があるかは正直わかりません。
でも、今のままだと「選べる学校が少ない」という現実に直面することになります。
おそらく、選択肢の中から“ランクを落として”学校を選ぶことになる。
それが悪いとは思いません。
でも、親としては「もっと広い選択肢の中から、自分に合った場所を選べる環境」を用意してあげたい。
首都圏なら広がる可能性
その点、首都圏は違います。電車通学が可能になることで、通学圏が一気に広がります。
公立・私立・中高一貫校、特色ある学校も多く、教育の選択肢が豊富です。
さらに、公立中学であっても、地方と首都圏では生徒の意識に差があると感じます。
首都圏の子どもたちは、早い段階から大学受験を意識している子が多い。
その“刺激”は、我が子にとってもきっとプラスになると思いました。
頭の良さよりも、環境の力。
子どもたちが「自分も頑張ってみよう」と思えるような空気の中で育ってほしい。
そんな思いも、首都圏移住を決めた理由の一つです。
家づくりという選択
そして、移住するなら“賃貸”ではなく“家を買う””家を建てる”という選択肢も現実味を帯びてきました。
賃貸は身軽だけれど、子どもたちの通学や生活の安定を考えると、拠点をしっかり構えることが必要だと思ったんです。
もちろん、予算には限りがあります。理想を並べればキリがないし、住宅ローンの重みも現実的に考えなければいけない。
でも、だからこそ“ちょうどいい”を探す旅が始まりました。
「今の私たちにちょうどいい家」
「今の私たちにちょうどいい場所」
「今の私たちにちょうどいい暮らし」
それを見つけるために、情報収集を始めました。
首都圏の中でも、教育環境が整っていて、治安が良く、通勤や通学のアクセスが良い地域。
そして、家を建てることが可能な土地価格と、将来的な資産価値。
どれも簡単には決められないけれど、少しずつ、現実的に、無理なく、でも希望を込めて選んでいく。
夫の転勤と単身赴任の現実
ここで一つ、我が家ならではの事情があります。
今の住まいは、夫の転勤の都合で決まった場所です。夫は全国転勤のある会社に勤めていて、今後も異動の可能性があります。
首都圏に移住することで、夫は単身赴任になります。
でも、夫自身も「ゆくゆくは東京本社に異動したい」と考えていて、それも見越したうえでの移住です。
単身赴任については、会社の制度で“家族が住まう家への往復費用”を負担してくれる仕組みがあるので、それを存分に活用する予定です。
さらに、夫はリモートワーク制度を利用して、週1回程度家に帰る時間を少しでも増やそうと考えてくれています。
家族の時間を大切にしながら、それぞれの仕事や学びを支える。
そんな暮らし方を、少しずつ形にしていきたいと思っています。
もちろん、単身赴任には不安もあります。
子どもたちが寂しがるかもしれないし、私自身もワンオペになる場面が増えます。
でも、夫婦で何度も話し合って、「今は家族全体の未来を優先する時期」と納得して決めました。
夫も「週末は必ず帰る」「子どもたちの行事にはできる限り参加する」と言ってくれていて、制度や働き方を工夫しながら、家族の時間を守る努力をしてくれています。
家族の未来を守るための選択
家を建てるという選択は、単なる“住まい”の話ではありません。
それは、子どもたちの教育、夫の働き方、家族の安心、そして私自身の暮らし方をどう整えていくかという、複合的な問いへの答えです。
このブログでは、そんな我が家の家づくりと移住の記録を、良いことも悩んだことも含めて、正直に綴っていこうと思っています。
同じように「建てるかどうか迷っている」「地方から首都圏への移住を考えている」「教育環境を重視したい」という方のヒントになれば嬉しいです。
私たちの選択が、誰かの背中をそっと押すことができたら。
そんな思いで、これからも書いていきます。
一緒にたくさん悩みながら「心地いい家」とはどういうものか探していきましょう。
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